スポーツのパフォーマンス向上に役立つ身体の緊張を取る方法

施術やスポーツのパフォーマンスを向上させるには、身体の緊張が取れて脱力している状態が望ましいです。

 

これからご紹介する方法は、「いつも力みやすい」「身体が常に疲れやすい」「スポーツをしていて、緊張しやすい」という方に有効です。脱力する感覚を掴むことができれば、あなたの体の使い方が大きく変わるようになります。

 

 重力と姿勢の関係
私達が生活をする上で、「重力」から逃れることはできません。「重力」は地球からかかる引力のことで、地球上全ての物体にかかっています。この重力に抵抗する形で、立つときや身体を動かすときに筋力を発揮しています。しかし、その重力に対して必要以上の力を出していることがあります。

 

例えば、身体にかかる重力を仮に100の力として、その場に立っていることを考えてみます。

 

身体が緊張している状態では、常に筋肉を働かせているため、重力に抗するために必要な100以上のを出して立っていることになります。その結果、身体にゆがみや疲れをもたらします。これは何気ない動作や姿勢でも起きていることです。ご自身の身体をよく観察してみてください。

 

この文章を読んでいるときでさえも、肩がすくんでしまっていたり、首に力が入っていたりしないでしょうか。また、文章を携帯電話などで読んでいる方は、持つ手に力が入っていないでしょうか。

 

このように、重力に対して余分な力を出すことなく活動することは、スポーツにおいて大きな力を発揮する上でも重要です。

 

例えば、その人が最大限に出せる力を200とします。重力に対して100の力で地面に立っているならば、出し得る残りの力は100となります。

 

一方、常に体が緊張しており、重力に抗するために必要な100より40余分である140の力を出しているとします。そのような場合は、残った60の力しか出せません。無駄な力が入っているということは、力が出しにくくなっている状態ともいえます。

 

 重みを感じられると脱力できている
簡単な方法として、「身体の重みを感じること」と「身体に振動を入れること」があげられます。人間の身体のパーツには、それぞれ重みがあります。例えば、頭・腕・指、骨や筋肉、さらには内臓から血管、もっと細かいレベルだと細胞一つ一つにも重みがあります。

 

このような身体のパーツそれぞれの重みを感じることで、自然と脱力できます。このときの重みは、身体を揺らして振動を入れることで感じやすくなります。そこで、次に示す方法を行ってみましょう。

 

まず、「立つ」か「座る」の姿勢をとります。このとき、できるだけ力を抜いた姿勢をとりましょう。

 

次に腕をゆらゆらと小さく揺らして、腕全体に振動をいれてみましょう。腕だけを波打たせるように揺らしていきます。腕全体が揺れてきたら、その振動がどこまで伝わっているのかを感じるようにしてみましょう。すると、もっと脱力できるようになります。

 

例えば、肩と首の間から、二の腕、肘を通って手首や指先まで、腕全体を揺らした振動はあらゆるところに伝播していきます。

 

それを今度は身体の他の部位でも行ってみます。脚や頭、身体全体など、色々なところを揺らしてその重みを感じてみてください。さらに、今度は身体の深いところにも振動を入れていきましょう。「皮膚 → 皮膚と筋肉の間 → 筋肉 → 血管 → 骨」といったように、徐々に深い所をイメージして振動を入れます。

 

最初は感覚がつかみにくいかもしれません。しかし、それを1分ほど行うだけで、無駄な力が抜けているのを感じられるでしょう。

 

次に、慣れてきたら振動が伝わりにくいところを探していきます。例えば、常に肩が凝っているときは、肩に揺れにくくなっています。そのような緊張が見られる場所に対しても、同じように振動を与えていきます。

 

 水面を揺らすイメージで振動を入れる
上手く出来ない方は、次のようなことを思い浮かべて下さい。

 

「水面に木の枝が浮かんでいます。水面に石を落として波を起こし、その木の枝を少しずつ移動させていきます。次に石を落とす強さや石の大きさを変えて、水面に起こる波の大きさを変えていきます」

 

そして、徐々に木の枝を元あった場所から動かしていきます。

 

人の身体には水分が70%~80%存在しています。身体に振動を入れるということは、水面に波を起こしてそのエネルギーを伝えることを意味します。

 

そのようにして、身体の固いところ・動きにくいところにどんどん振動を入れていきましょう。

 

そうするとスッと力が抜け、自然な力で立ったり座ったりすることができるようになります。慢性的に肩こりがある方も、これだけで肩が楽になっていることでしょう。

 

重みを感じられるようになると、メリットは自分自身が脱力できるだけではありません。

 

相手の身体を持ったり動かしたりした時に、相手の重みも感じやすくなります。これは脱力することで、物を触ったときなどに感じる「自分自身の感覚機能」が高くなっているからです。

 

このように身体の重みを感じられるメリットは多くあります。立つ姿勢はもちろん、歩くとき・物を持つときなど、普段の動作から身体の重みを感じることで、身体は大きく変わっていきます。

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