脂質ダイエットによる体質改善

適正な血糖値を決める要因:活動性から考える人間に必要な血糖値

血糖値とは、血液中に含まれる糖質量の割合を示す数字であり、高すぎても低すぎても体に害を与えるものです。そのため、人の体では血糖値の正常範囲が決まっており、食事をしていないときでも常に100前後で維持されています。

 

このように、私たちの健康状態を把握するために重要な血糖値ですが、他の動物における血糖値と比較すると、「その動物の活動性に合わせて血糖値は決まっている」ということがわかります。

 

このことを知ることで、健康管理に大切といった意味以外にも、本来人間に求められている活動量を予測する重要なツールであるということが理解できます。そして、そうした活動量を維持することが、健康やダイエットにつながることになります。

 

そこで今回は、動物別の血糖値を比べることでみえる「人間に求められる活動量」について解説します。

 

血糖値が下がることの問題

人の体は、血糖値が100前後に維持されていることは、一般的に知られていることです。そして、食後は一時的に血糖値が上がりますが、健康であれば数時間後にはまた100前後に戻ります。

 

一方で糖尿病の人は、食後の血糖値が上がりすぎたり、一度高くなった血糖値が下がりにくかったりします。そして、こうした血糖値の大きな変動は、血管を傷つけ、体にさまざまな弊害をもたらす原因となります。

 

また、血糖値は上がりすぎても問題ですが、下がりすぎても体に害を及ぼします。

 

血糖値を調整しているのは主にホルモンですが、血糖値を下げるホルモンは、膵臓(すいぞう)で作られる「インスリン」のみです。逆に血糖値を上げるホルモンはたくさんありあます。

 

こうした事実を考えると、体は血糖値が上がりすぎることよりも下がりすぎることを避けているといえます。

 

人間の体は、食事などからエネルギーを作り出すことで活動しています。内臓であっても脳であっても、エネルギーが無ければ働くことはできません。

 

そして、そうしたエネルギー源となるものには、主に「ブドウ糖(糖質)」「脂肪酸」「ケトン体」の3つがあります。基本的には、体にとっては脂肪酸が最も効率的なエネルギー源であるため、体は脂肪酸をエネルギー源としています

 

しかしその特性から、脳と網膜、赤血球は脂肪酸をエネルギー源として利用することができず、ブドウ糖とケトン体をエネルギー源としています。この中でも赤血球は、ケトン体もエネルギー源として使えないため、ブドウ糖が唯一のエネルギー源だといえます。

 

前述したように、血糖値とは、血液中に含まれる糖質量の割合を示す数字です。つまり、血糖値100前後とは、脳と網膜、赤血球が活動するために必要な値であるといえます。そのため、血糖値が100を下回ると、脳と網膜、赤血球に何かしらの障害が起こる可能性があります。

 

また、高血糖状態も人間にとっては害となるため、人にとっては100前後の血糖値が必要かつ最適な値であることがわかります。

 

動物の種類における血糖値の違い

人間の体(特に脳と網膜、赤血球)が正常に働くためには、血糖値が100前後を越えている必要があります。ただ、血糖値が高すぎても、血管損傷というリスクを負うことになります。こうしたことから、人間にとって最適な血糖値は100前後だといえます。

 

ただ、他の動物も最適な血糖値が100前後であるかというとそうではありません。そして、動物における血糖値の違いを見ることで、その動物に求められる活動量を予測することができます。

 

例えば、人間やイヌ、ブタ、ラットのような哺乳類の血糖値は基本的に100前後となっています。一方で、ヘビやカメ、ナマケモノなどは、哺乳類と比較すると、かなり血糖値が低くなっています。逆に鳥類では、200~300台と、非常に高い血糖値を保っています。

 

以下に、各動物における安静血糖値の目安を記します。

  血糖値
人間 100前後
ネコ 71~148
イヌ 75~128
ブタ 70~120
ウシ 45~75
ヒツジ 60前後
ヘビ 30~40
カメ 15~90
鳥類全般 200~300台

 

このように血糖値は、動物の種類によって大きく「100前後の中間群」「30前後の低値群」「200以上の高値群」の3つに分類することができます。

 

そして、おおよそ哺乳類は中間群であるといえますが、ウシやヒツジは比較的低い値となっています。

 

そのことを考慮すると、こうした血糖値の違いは「中間群=活発に活動する動物」「低値群=活動性が低い動物」「高値群=飛行する動物」と分類することができます。つまり、血糖値はその動物の行動様式に関係しているといえます。

 

さらに、血液中の糖を最も利用するのは「脳」になります。

 

そのため、「人の活動を脳でコントロールするためには100前後、脳によって飛行を制御するためには200以上必要であり、逆にヘビなどの活動性を脳がコントロールするためには30前後の血糖値で十分である」ということが予測できます。

 

今回述べたように、正常な血糖値の値は動物によってそれぞれ異なります。そして、それぞれの動物に必要な血糖値は、種の活動性によって決められていると考えることができます。

 

そして血糖値から考えると、人間はある程度の活動を行う体の作りになっているといえます。そのため、人間が体の健康を維持するためには、一定量以上の活動が必要であるということが理解できます。

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