夜食を食べたい衝動を抑える方法|食欲コントロールの専門家が教える根本的な解決策

夜、布団に入ってからも「何か食べたい」という衝動が止まらない。冷蔵庫を開けては閉め、また開けてしまう。夜食を食べたい衝動を抑えるには、意志の力ではなく食欲の仕組みを理解して整えることが本当の解決策なんです。

こんにちは。食欲コントロールダイエット協会の富永康太です。私は1000人以上の方のダイエットをサポートしてきましたが、夜食の衝動で悩む方には共通した原因があることがわかっています。

「また食べてしまった…」という罪悪感と、「明日こそは我慢しよう」という決意を繰り返しているあなたへ。夜食を食べたくなるのは、あなたの意志が弱いからではありません。体と心が「何かが足りない」というサインを送っているんですね。

この記事では、夜食を食べたい衝動が起こる本当の理由と、それを根本から解決する方法をお伝えします。「今夜からできる具体的な対策」も紹介しますので、ぜひ最後まで読んでみてください。

目次

夜食を食べたい衝動が起こる5つの原因

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夜食を食べたい衝動は、あなたの意志が弱いからではありません。実は、体と心が「何かが足りない」というサインを送っているんです。まずは、その原因を理解しましょう。

1. 日中の糖質不足による低血糖

一番多い原因が、これです。日中に糖質(ご飯・パン・麺類)を十分に摂っていないと、夜になって血糖値が下がりすぎて、甘いものや炭水化物を異常に欲してしまうんですね。

血糖値というのは、体にとってのエネルギーのバロメーターです。これが下がると、脳は「エネルギー不足だ!すぐに糖質を補給しろ!」と命令を出します。これが、夜中に突然襲ってくる「甘いものが食べたい」という衝動の正体です。

特に、糖質制限をしている方や、朝・昼の食事でご飯を抜いている方に多く見られます。糖質を制限すればするほど、夜の食欲は暴走しやすくなるということを、まず知っておいてください。

私のクライアントさんの中にも、「ダイエットのために朝はコーヒーだけ、昼はサラダだけ」という生活を続けていた方がいました。その方は毎晩、夜中にアイスやお菓子を食べてしまい、自己嫌悪に陥っていたんです。でも、朝昼にしっかりご飯を食べるようにしたら、たった3日で夜の衝動が消えたと驚いていました。

2. 睡眠不足によるホルモンの乱れ

睡眠不足は、食欲を司るホルモンを大きく乱します。具体的には、食欲を抑えるレプチンが減り、食欲を増やすグレリンが増えるんです。

睡眠時間が6時間以下の人は、7〜8時間眠る人に比べて、食欲が約25%も高まるという研究結果もあります。しかも、睡眠不足の時に欲するのは、甘いものや高カロリーなジャンクフードなんですね。

「夜中に目が覚めて、そのまま食べてしまう」という方は、睡眠の質にも問題があるかもしれません。睡眠と食欲は、密接につながっています。

また、睡眠不足が続くと、自律神経が乱れて交感神経優位の状態が続きます。これが、さらにストレスホルモン(コルチゾール)の分泌を招き、食欲を増進させる悪循環を生むんです。睡眠は、食欲を整えるための最も基本的な土台だと考えてください。

3. 日中のストレスによるコルチゾールの過剰分泌

仕事や人間関係のストレスが溜まると、コルチゾールというストレスホルモンが過剰に分泌されます。このコルチゾールは、食欲を増進させる働きがあるんです。

ストレスが強い日ほど、夜に食べたくなる。これは、あなたの心が「不快な感情をドーパミン(快楽物質)でごまかそう」としているからです。食べることで一時的に気持ちが楽になる、という経験、ありませんか?

これが「感情的食欲」と呼ばれるものです。お腹は空いていないのに、心が何かを求めて食べてしまう状態ですね。

実は、この背景には愛着理論も関係しています。幼少期に「不安な時に安心させてもらえた経験」が少ないと、大人になってから「不安や孤独を食べ物で埋めよう」とする傾向が強くなるんです。食べることで、心の安心感を得ようとしていると言えます。

この場合、食べ物を我慢することではなく、ストレスケアや自己受容を優先することが根本的な解決策になります。

4. 夕食の栄養バランスの偏り

夕食でタンパク質や食物繊維が不足していると、満腹感が持続せず、数時間後に再び空腹を感じてしまいます。

タンパク質は、**CCK(コレシストキニン)という食欲を抑えるホルモンを分泌させます。また、食物繊維はGLP-1(グルカゴン様ペプチド-1)**という満腹ホルモンを増やしてくれます。この2つが不足すると、「食べたのに満足できない」という状態になるんですね。

特に、夕食がおにぎりだけ、パンだけ、といった炭水化物中心の食事だと、夜中にお腹が空きやすくなります。

例えば、コンビニでおにぎり2個だけを買って夕食を済ませた日、夜中に「何か物足りない」と感じたことはありませんか?それは、タンパク質と食物繊維が足りていないサインなんです。

5. 体重が軽すぎる・体脂肪率が低すぎる

これは見落とされがちですが、とても重要です。体重が軽すぎたり、体脂肪率が低すぎたりすると、体は「エネルギーが足りない!蓄えなければ!」と判断し、食欲を強めます。

特に、BMIが18.5未満、体脂肪率が20%未満の方は要注意です。ダイエットで頑張って体重を落としすぎた結果、夜食の衝動が止まらなくなっている可能性があります。

これは体の正常な防衛反応なんです。無理なダイエットを続けている限り、夜食の衝動は収まりません。

私のクライアントさんで、BMI17.5まで痩せた方がいました。その方は「もっと痩せたい」と思っていたのですが、毎晩、夜中に大量のお菓子を食べてしまい、罪悪感で苦しんでいたんです。でも、体重を3kg増やして適正範囲に戻したら、夜食の衝動がピタリと止まったんですね。

体が適正範囲にあると、食欲は自然に落ち着きます。「もっと痩せたい」という気持ちが、かえって食欲を暴走させていることもあるんです。


これらの原因を見て、自分に当てはまるものはありましたか?多くの方は、1つだけでなく、複数の原因が重なっていることが多いんですね。

次のセクションでは、これらの原因を根本から解決する方法をお伝えします。

夜食の衝動を根本から解決する5つの方法

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ここからは、夜食を食べたい衝動を根本から解決する方法をお伝えします。「今夜だけ我慢する」のではなく、「衝動そのものが起こらなくなる」状態を目指しましょう。

1. 日中の糖質を適切に摂る(最重要)

一番大切なのは、日中に適切な量の糖質を摂ることです。特に、朝食と昼食でしっかりとご飯を食べてください。

目安としては、1食あたり茶碗1杯(150g)のご飯を3回食べることです。これだけで、1日に必要な糖質の約60%を摂取できます。

「え、そんなに食べたら太るんじゃないの?」と思うかもしれませんね。でも、実は逆なんです。糖質を適切に摂ることで、夜の食欲が落ち着き、結果的に1日のトータルカロリーが下がるんです。

糖質を制限すればするほど、夜の暴食を招きます。これは、私がこれまで1000人以上の方を見てきて断言できることです。

例えば、あるクライアントさんは、糖質制限を1年続けて体重は5kg減ったものの、毎晩の夜食で悩んでいました。「痩せたのに、食欲が止まらない」と。でも、朝昼にご飯を茶碗1杯ずつ食べるようにしたら、1週間で夜食の衝動が消え、体重も安定したんです。

糖質は敵ではありません。むしろ、食欲を整えるための味方です。

2. 睡眠時間を7〜8時間確保する

睡眠不足は、食欲を増やすホルモン(グレリン)を増やし、食欲を抑えるホルモン(レプチン)を減らします。これを防ぐには、7〜8時間の睡眠を確保することが必須です。

具体的には:

  • 寝る1時間前にはスマホを見ない
  • 寝室を暗く、涼しく、静かにする
  • 就寝時間と起床時間を一定にする

「そんなに寝る時間がない」という方もいるかもしれません。でも、睡眠を削ると、結局は食欲が乱れて、ダイエットがうまくいかなくなるんです。睡眠不足のまま食欲を抑えようとするのは、穴の開いたバケツに水を注ぐようなものです。

睡眠時間を確保することで、自律神経が整い、ストレスホルモン(コルチゾール)の分泌も抑えられます。すると、感情的な食欲も自然に落ち着くんですね。

私のクライアントさんで、睡眠時間を5時間から7時間半に増やしただけで、2週間で夜食がゼロになった方がいます。「こんなに簡単に変わるなんて」と驚いていました。

3. ストレスケアを優先する

ストレスが溜まると、コルチゾールが分泌されて食欲が増します。ストレスケアを優先しましょう。

私がクライアントさんにお勧めしているのは:

  • 深呼吸(3分間でOK)
  • 軽い散歩(10分でも効果的)
  • 好きな音楽を聴く
  • お風呂にゆっくり浸かる

特に、深呼吸は自律神経を整える効果があります。鼻から4秒吸って、4秒止めて、口から8秒かけて吐く。これを3分間続けるだけで、副交感神経(リラックスモード)が優位になり、食欲が落ち着きやすくなります。

「ストレスを食べ物で解消しようとしている」と自覚がある方は、まずはストレスケアに取り組んでみてください。

また、自己肯定感を高めることも、ストレスケアの一環です。「今日も頑張った」「これでいい」と自分を認める言葉をかけるだけで、心が満たされ、食べ物で埋めようとする欲求が減っていきます。

愛着理論の観点からも、自分で自分に安心感を与えることが、感情的な食欲を減らす鍵なんです。食べ物ではなく、心のケアで満たされる感覚を取り戻しましょう。

4. 夕食にタンパク質と食物繊維を加える

夕食に**タンパク質(肉・魚・卵・大豆製品)と食物繊維(野菜・海藻・きのこ)**をしっかり摂ると、満腹感が持続し、夜中の空腹を防げます。

タンパク質は、食後2時間以上も血液中に留まり、食欲を抑えるホルモン(CCK)を分泌し続けます。食物繊維は、GLP-1という満腹ホルモンを増やしてくれます。

夕食が「おにぎりだけ」「パンだけ」になっている方は、ここを改善するだけで夜食の衝動が激減します。

具体的には、夕食にタンパク質20g(肉や魚なら100g程度)と、野菜の小鉢1〜2皿を加えてみてください。

例えば、コンビニで夕食を買う場合:

  • おにぎり+サラダチキン+野菜サラダ
  • お弁当+ゆで卵+野菜スープ

こんな感じで、タンパク質と食物繊維を追加するだけでOKです。難しく考えなくて大丈夫ですよ。

5. 体重・体脂肪率を適正範囲に戻す

体重が軽すぎる、体脂肪率が低すぎる場合は、体を適正範囲に戻すことが最優先です。

具体的には:

  • BMI 18.5以上
  • 体脂肪率 20%以上

この範囲を下回っている場合、体は「生命の危機」を感じ、食欲を強めます。どんなに意志の力で抑えようとしても、無理なんです。

「もっと痩せたい」という気持ちはわかります。でも、無理なダイエットを続けている限り、夜食の衝動は収まりません。一度、体を適正範囲に戻して、食欲を安定させることが、実は「卒業」への近道なんです。

私のクライアントさんで、BMI17まで痩せた方がいました。でも、毎晩の夜食で悩んでいたんです。体重を4kg増やして適正範囲に戻したら、夜食の衝動が消え、心も体も楽になったと話していました。

適正体重で安定していることが、実は一番美しく健康的だと、私は考えています。


ここまで読んで、「これをすべて完璧にやらなければいけないのか…」と思った方もいるかもしれません。でも、大丈夫です。まずは1つだけ、できそうなことから始めてみてください。

特に、「日中の糖質を適切に摂る」は、今日からでもできて、効果が高い方法です。明日の朝食から、ご飯を茶碗1杯食べることから始めてみましょう。

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今夜からできる!夜食の衝動を抑える5つの応急処置

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根本的な解決策を実践しながら、「今夜、どうしても食べたくなったらどうすればいいの?」という疑問もあると思います。ここでは、今夜からできる応急処置をお伝えしますね。

1. まず、水を1杯飲む

夜食を食べたくなったら、まずコップ1杯の水を飲んでください。実は、喉の渇きを空腹と勘違いしていることも多いんです。

水を飲むことで、胃が刺激され、一時的に満腹感が得られます。また、水を飲んでいる間に、「本当にお腹が空いているのか?それとも、何か感情を満たそうとしているのか?」と冷静に考える時間が生まれます。

水を飲んでも衝動が収まらない場合は、次のステップに進んでください。

水を飲むという行為自体が、一呼吸置く時間を作ってくれます。衝動的な行動を止める効果があるんですね。特に、感情的な食欲の場合、この「一呼吸」が重要なんです。

2. 5分待つ

水を飲んだら、5分間だけ待ってみてください。タイマーをセットして、その間は食べ物に近づかないようにしましょう。

食欲の衝動は、波のように来ては引きます。多くの場合、5分待つと、衝動が少し落ち着くんです。

この5分間で、以下のことをやってみてください:

  • 深呼吸をする
  • 軽いストレッチをする
  • 好きな音楽を聴く
  • スマホで面白い動画を見る

「5分待ったけど、それでも食べたい」という場合は、次のステップに進みましょう。

この「5分待つ」という方法は、ドーパミンの仕組みとも関係しています。食べ物を目の前にすると、脳はドーパミンを分泌して「食べたい!」と感じます。でも、5分待つと、このドーパミンの波が引いて、冷静に判断できるようになるんですね。

衝動に流されず、5分だけ自分を観察する時間を持つことが、自己コントロールの第一歩です。

3. どうしても食べたいなら、低カロリーで栄養のあるものを選ぶ

5分待っても衝動が収まらない場合は、無理に我慢せず、食べてもOKです。ただし、低カロリーで栄養のあるものを選びましょう。

おすすめは:

  • ギリシャヨーグルト(無糖)
  • ゆで卵
  • 枝豆
  • りんご(半分)
  • ナッツ(10粒程度)

菓子パンやアイス、ポテトチップスなど、高カロリーで栄養価の低いものは避けてください。これらは、一時的に満足しても、血糖値の乱高下を招き、さらに食欲を刺激します。

例えば、ポテトチップスを食べると、血糖値が急上昇した後に急降下して、「もっと食べたい」という悪循環に陥るんです。でも、ゆで卵やナッツなら、血糖値が安定して、満腹感も持続します。

「どうしても食べたい時の選択肢」を事前に用意しておくことが、夜食対策の鍵ですよ。

4. 食べるなら、罪悪感を持たずに味わって食べる

もし食べるなら、罪悪感を持たずに、しっかりと味わって食べてください。これ、すごく重要です。

罪悪感を持って食べると、自己否定につながり、「もういいや」とさらに食べてしまう悪循環に陥ります。「今日は食べてもいい日だった」と自分を許し、明日からまた整えればいいと考えましょう。

私のクライアントさんにも、よくこうお伝えします。「1日の食べ過ぎでは太りません。食べ過ぎが続くことが太る原因です。だから、1日食べ過ぎたとしても、翌日から切り替えればOKです」

この考え方は、自己肯定感を高めるためにも大切なんです。自分を責めれば責めるほど、ストレスが溜まり、また食べたくなる悪循環に陥ります。

自分に優しくすることが、実は食欲を落ち着かせる最短ルートなんですね。

5. 翌日、いつもどおりの食事に戻す

夜食を食べてしまった翌日、絶対にやってはいけないのが、断食や極端な食事制限です。これをやると、低血糖を招き、夜にまた食べたくなる悪循環に陥ります。

翌日は、いつもどおりの食事に戻してください。朝食はしっかり食べて、昼食も普通に食べる。そうすることで、体のリズムが整い、夜の食欲も落ち着きます。

「食べ過ぎた翌日は何もしなくていい」。これが、私のクライアントさんにいつもお伝えしていることです。

例えば、夜中にアイスを食べてしまったとしても、翌朝は普通にご飯と味噌汁、焼き魚を食べる。これが正解です。「昨日食べ過ぎたから、今日は朝食を抜こう」というのは、最悪の選択なんですね。

食べ過ぎをリセットするのは、食事を抜くことではなく、いつもどおりの食事に戻すことです。


ここまでの応急処置を実践しながら、前のセクションでお伝えした根本的な解決策にも取り組んでいくと、夜食の衝動そのものが起こらなくなっていきます。焦らず、一歩ずつ進んでいきましょうね。

夜食の衝動を抑えるために「やってはいけない」3つのこと

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最後に、夜食の衝動を抑えようとして、多くの方が陥る「逆効果な行動」をお伝えします。これらをやると、かえって食欲が暴走しやすくなるので、絶対に避けてください。

1. 意志の力で我慢しようとすること

「食べたいけど、我慢しなければ」と、意志の力で抑え込もうとするのは、最も危険です。

なぜなら、意志の力には限界があるからです。我慢すればするほど、反動で暴食につながります。これは「カリギュラ効果」と呼ばれる心理現象で、「ダメと言われるほど、やりたくなる」というものです。

夜食の衝動は、意志の弱さではなく、体と心のサインです。我慢で解決しようとせず、「なぜ食べたいのか?」を考えることが大切です。

私のクライアントさんで、「絶対に夜食は食べない!」と決めて、毎晩我慢していた方がいました。でも、1週間後にはコンビニで大量のお菓子を買い込んで暴食してしまったんです。我慢は、いつか必ず限界が来ます

それよりも、「なぜ食べたいのか?」を理解し、根本から解決する方が、はるかに楽で効果的なんですね。

2. 夜食を食べないために、夕食を抜くこと

「夜食を食べてしまうから、夕食は抜いておこう」と考える方がいますが、これは完全に逆効果です。

夕食を抜くと、夜中に低血糖になり、かえって夜食を食べたくなります。しかも、空腹が強すぎて、大量に食べてしまうことが多いんです。

夕食はしっかり食べて、夜中の低血糖を防ぐこと。これが、夜食の衝動を抑える基本です。

夕食を抜くという行為は、体に「飢餓状態だ」と誤解させることになります。すると、体は防衛反応として、さらに食欲を強めるんですね。

「夕食を食べたら太る」という思い込みがあるかもしれませんが、実は逆です。夕食をしっかり食べることで、夜中の暴食を防ぎ、結果的に1日のトータルカロリーが下がるんです。

3. 家に食べ物を一切置かないこと

「夜食を食べないために、家に食べ物を置かない」という方法も、おすすめしません。

なぜなら、食べ物がない状態が続くと、脳は「飢餓状態だ」と判断し、かえって食欲を強めるからです。また、食べ物がないと、夜中にコンビニに買いに行ってしまうこともあります。

家には、健康的な食べ物(ヨーグルト、ゆで卵、果物など)を常備しておきましょう。「どうしても食べたい時に、健康的な選択肢がある」という安心感が、かえって食欲を落ち着かせます。

これは、愛着理論の「安全基地」の考え方にも通じます。「いつでも安心できる場所(食べ物)がある」という感覚が、心を安定させ、衝動的な行動を減らすんですね。

逆に、「何もない」という状態は、不安を増幅させ、食欲を暴走させる原因になります。健康的な選択肢を用意しておくことが、自己コントロールの土台なんです。


ここまで読んで、「今まで逆効果なことをしていた…」と気づいた方もいるかもしれません。でも、大丈夫です。今日から、正しい方法に切り替えていけばいいんです。自分を責めず、「これから変えていこう」と前を向いてくださいね。

まとめ:夜食の衝動は「意志の問題」ではなく「体と心のサイン」

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夜食を食べたい衝動は、あなたの意志が弱いからではありません。体と心が「何かが足りない」というサインを送っているんです。

この記事でお伝えした5つの原因を振り返ってみましょう:

  1. 日中の糖質不足による低血糖 → 朝昼にご飯を茶碗1杯ずつ食べる
  2. 睡眠不足によるホルモンの乱れ → 7〜8時間の睡眠を確保する
  3. 日中のストレスによるコルチゾールの過剰分泌 → ストレスケアと自己肯定感を優先する
  4. 夕食の栄養バランスの偏り → タンパク質と食物繊維を追加する
  5. 体重が軽すぎる・体脂肪率が低すぎる → 適正範囲に戻す

そして、根本的な解決策は、これらの原因を1つずつ改善していくことです。まずは、1つだけでいいので、できそうなことから始めてみてください。

特に、「日中の糖質を適切に摂る」は、今日からでもできて、効果が高い方法です。明日の朝食から、ご飯を茶碗1杯食べることから始めてみましょう。

夜食の衝動を「意志の力で我慢する」のではなく、「衝動そのものが起こらなくなる」状態を目指しましょう。それが、食欲コントロールダイエットの考え方です。

私がこれまで1000人以上の方をサポートしてきて感じるのは、「自分を責めることをやめた人から、食欲が落ち着いていく」ということです。

夜食を食べてしまったとしても、自分を責めないでください。「今日は食べてもいい日だった」と自分を許し、明日からまた整えればいいんです。

あなたは一人ではありません。同じように悩んでいる方はたくさんいますし、みんな少しずつ前に進んでいます。

あなたが、夜食の衝動から解放され、安心して眠れる日々を取り戻せることを願っています。応援していますね。

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よくある質問

Q. 夜食を我慢できないのは、意志が弱いからですか?

A. いいえ、違います。夜食を食べたい衝動は、意志の弱さではなく、体と心が「何かが足りない」というサインを送っている状態です。日中の糖質不足、睡眠不足、ストレスなどが原因で、食欲を司るホルモン(グレリン、レプチン)が乱れているんですね。意志の力で我慢しようとすると、かえって反動で暴食につながります。まずは、この記事でお伝えした5つの原因を見直し、根本から解決することが大切です。自分を責めず、体と心の声に耳を傾けることが、食欲を落ち着かせる第一歩なんです。

Q. 夜食を食べないために、夕食を抜いた方がいいですか?

A. いいえ、夕食を抜くのは絶対にNGです。夕食を抜くと、夜中に低血糖になり、かえって夜食を食べたくなります。しかも、空腹が強すぎて、大量に食べてしまうことが多いんです。夕食はしっかり食べて、特にタンパク質(肉・魚・卵)と食物繊維(野菜・海藻)を摂ることで、満腹感が持続し、夜中の空腹を防げます。夜食の衝動を抑えるには、夕食をしっかり食べることが基本です。体に「安心感」を与えることが、食欲を落ち着かせる鍵なんですね。

Q. どうしても夜食を食べたくなった時、何を食べればいいですか?

A. どうしても食べたい時は、無理に我慢せず、低カロリーで栄養のあるものを選びましょう。おすすめは、ギリシャヨーグルト(無糖)、ゆで卵、枝豆、りんご(半分)、ナッツ(10粒程度)です。これらは、タンパク質や食物繊維が豊富で、満腹感が得られやすく、血糖値の乱高下も防げます。逆に、菓子パンやアイス、ポテトチップスなど、高カロリーで栄養価の低いものは避けてください。そして、食べるなら罪悪感を持たず、しっかりと味わって食べることが大切です。「食べてもいい」と自分を許すことが、自己肯定感を高め、悪循環を断つ鍵なんです。

Q. 糖質制限をしているのですが、夜の食欲が止まりません。なぜですか?

A. それは、糖質制限そのものが、夜の食欲を暴走させている可能性が高いです。日中に糖質を十分に摂らないと、夜になって血糖値が下がりすぎて、甘いものや炭水化物を異常に欲してしまうんですね。糖質は体の主なエネルギー源であり、脳が満足するためには血糖値の適度な上昇が必要です。糖質制限を続けている限り、夜の食欲は収まりません。まずは、朝食と昼食で茶碗1杯(150g)のご飯を食べることから始めてみてください。それだけで、夜の食欲が驚くほど落ち着きます。糖質は敵ではなく、食欲を整えるための味方なんです。

Q. 夜食を食べてしまった翌日は、断食した方がいいですか?

A. いいえ、翌日の断食は絶対にNGです。断食をすると、低血糖を招き、夜にまた食べたくなる悪循環に陥ります。夜食を食べてしまった翌日は、いつもどおりの食事に戻してください。朝食はしっかり食べて、昼食も普通に食べる。そうすることで、体のリズムが整い、夜の食欲も落ち着きます。私がいつもクライアントさんにお伝えしているのは、「1日の食べ過ぎでは太りません。食べ過ぎが続くことが太る原因です」ということです。翌日は何もせず、普通の生活に戻せばOKです。自分を責めず、前を向くことが、自己肯定感を高め、食欲を安定させる鍵なんですね。

理学療法士・富永康太

富永 康太(とみなが こうた)

理学療法士 / 食欲コントロールダイエット協会 代表理事

理学療法士として心と身体の両面から健康をサポートしてきた経験をもとに、心理学・脳科学・ホルモンの知見を統合した「食欲コントロールダイエット」を開発。1,000人以上のダイエット卒業をサポート。

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