脂質ダイエットによる体質改善

育児方法と健康との関係性:離乳食と歩行の開始時期

「三つ子の魂百まで」という言葉があるように、3歳くらいまでの育児は、その子の一生に影響を与えます。そのため、3歳くらいまでの育児方法は、体の健康にとって非常に重要になります。

 

その時期に誤った育て方をすると、一生、病気しやすい体になってしまう可能性があります。特に、体の発達を無視した育児は後あと問題になります。育児は、赤ちゃんの体の成長に合わせて、ゆっくりあわてずに行うことが大切です。

 

その中でも、離乳食や歩行開始の時期は、体の健康に大きく影響します。あまりに早く離乳食を与えたり歩く練習をさせたりすることは、後々、その子の健康を害することにつながります。

 

そこで今回は、「離乳食と歩行の開始時期」について解説します。

 

早く離乳食を与えてはいけない理由

離乳食を与える時期は、子育てをする母親の多くが悩むものです。そして、ほとんどの人は、健康診断や母子手帳などを参考にして離乳食を開始します。

 

しかし実際には、一般的に推奨されている離乳食開始の時期は早すぎます。また、早く離乳食を与えることは、子どもの体に負担をかけることになり、アレルギーなどの病気を発症させることにつながる可能性があります。

 

そこで以下に、子どもに対して早く離乳食を与えてはいけない理由について記します。

 

3つ子の魂百まで

「3つ子の魂百まで」という言葉は、日本でよく使われていた言葉です。これには「数え年の3歳(2歳半頃)までで、その子供の人生が決まる」という意味があります。

 

人の体は、誕生したときはまだまだ人間とは言えないような構造をしています。そして、1歳くらいから人間としての体の構造を備え始め、2歳半くらいまでに言葉も話せるようになり、体の形態が成人に近づきます

 

そして、このような成長は約24歳まで続き、やっと成体として完成します。

 

一方で動物は、生まれた直後から立つことができ、目も見えています。また、自分で母親のお乳を探して飲むこともできます。つまり、「動物は誕生直後から、成体と同じような体の構造を持っている」ということです。

 

このようなことからも、人の場合は、誕生後から体の形態が成人に近づき始める2歳半くらいまでは、体の正常な構造と機能の獲得に大切な期間といえます。

 

そのため、「三つ子の魂百まで」という言葉は、人の成長を考えて作られた理に適った表現であると言えます。

 

育児をゆっくり行うべき理由

実際に2歳半までに身につけるべき能力は、「生きるための技術」になります。

 

そのために必要なものとは、地球環境下でたくましく生きていけるだけの「健康な体」であり「健全な身体機能」のことです。

 

2歳半までに健全な身体機能を獲得するような育児を行うと、3~5歳に起こる脳(脳神経)の急激な発達もスムーズに起こります。つまり、2歳半までの育児は、運動機能面だけでなく、子どもの精神面にも良い影響を与えることになります。

 

そして、健全な身体機能を獲得するために最も大切なことは、「ゆっくり育てること」です。

 

親は、子供に対して「早く大きくなってほしい」と思うものです。しかし、赤ちゃんの体は大人が考えているよりもゆっくり発達します。そのため、健康な体を作るためには、そのスピードに合わせて育児を行うことが大切になります。

 

早すぎる育児の弊害

既に述べたように、育児は、赤ちゃんの成長過程に合わせて行うことが大切です。しかし、一般的に推奨されている育児方法のほとんどは、赤ちゃんの体の発達スピードを無視しています。

 

そして、そうした誤った育児方法の代表的なものとして「早すぎる離乳食」があります。

 

通常、離乳食は生後6ヶ月頃から始めることが推奨されています。ただ実際には、6ヶ月という時期は、まだ赤ちゃんに離乳食を与えるには早すぎます。

 

また実は、こうした離乳食の早さが、「アトピー」体質と関係しているのです。

 

湿疹やかゆみといったアトピーの症状は、体の免疫系の働き(免疫機能)が障害されることによって起こる、アレルギー反応が原因です。免疫系とは、体内に異物が混入したときに、異物を取り除く作用を持つ体の機能です。

 

そして、こうした免疫機能が過剰に働くと、アレルギー反応が起こります。つまり、アレルギー反応は、体に入ったものの消化吸収や、排出が上手くいかないために生じる体の防衛反応といえます。

 

例えば、免疫機能が過敏な状態で、体にとって害がある食品を食べたり、ほこり、ダニなどに触れたりすると、過剰な拒否反応が起こり、その結果として体に湿疹やかゆみが出現します。

 

その一方で、体内での消化吸収や排泄機能が正しく働いていれば、こうした異物は体内で処理・除去されます。

 

そのため、体の免疫機能が正常であれば、アレルギー食品や、ほこりやダニなどのアレルギーを誘発する物質があっても、体内で不要物として処理できるため、アレルギー反応は起こりません

 

そして、早すぎる離乳食は、このような免疫機構の働きを障害する一つの原因になります。

 

食べた物は、胃腸で消化された後、腸から血液中に吸収されます。そのとき、腸は体にとって有害なものを体内に取り込まないように識別しています。

 

このように腸は、異物が体内(血液中)に入らないように監視をしています。つまり、腸は体の食べ物に対する免疫機能を担っているといえます。

 

ただ、赤ちゃんの腸は成人の腸と違い未熟であるため、そのような識別ができません。そのため、腸に入った食べ物を何でも吸収し、体内(血液中)にとり込んでしまいます。そして、こうした腸が未熟な時期に赤ちゃんの体にとって害とならないものは、母親のお乳(母乳)だけです

 

こうした時期に、離乳食などの母乳以外の物質を食べると、赤ちゃんの体にとって有害な物質が体内に取り込まれることになります。

 

その結果、体の免疫機能が、体内に入り込んだ離乳食など異物に対して過剰に働きます。そして、その免疫機能の異常は、大人になっても続きます。そのため、大人であれば通常ではアレルギー反応を起こさないような食品でも、アレルギー反応が生じることになります。

 

特に、赤ちゃんで腸が未熟な状態のときに、タンパク質をそのまま腸から吸収してしまうと、アレルギーの原因となります

 

タンパク質は「アミノ酸」と呼ばれる小さな化合物がいくつもつながった物質です。タンパク質が、人の体にとって害がなく有益なものになるためには、アミノ酸まで分解される必要があります。タンパク質は、そのままでは体内で利用することができず、体から異物と認識されます。

 

そのような異物であるタンパク質を排除するために、アレルギー反応が起こります。

 

成人の腸であれば、タンパク質をアミノ酸まで消化する能力があります。また、アミノ酸前分解されなかったタンパク質は、異物と判断されるため腸から血液中に取り込まれることはありません。

 

その一方で赤ちゃんの腸は、タンパク質の分解も行えないし、それが体にとって害があるかどうかという識別もできません。その結果、体にとって異物であるタンパク質を体内に取り込んでしまい、それが、アレルギー反応を引き起こす原因になるということです。

 

そして、このような機能が腸に備わるのは、2歳~2歳半までの時期です。こうしたことから、離乳食は、あわてずにゆっくり進めていく必要があるということです。

 

子どもを早く歩かせてはいけない理由

子どもの健康を考える上では、離乳食だけでなく、子どもが歩行を開始する時期も重要になります。あまりに早く歩く練習などを行うと、体に対して大きな負担がかかることになります。

 

そこで以下に、子どもを早く歩かせてはいけない理由について記します。

 

二足歩行が体に与える影響

生物における人間の最大の特徴は「二足歩行をすること」と「言葉を話すこと」の2点です。人は重力に抗して二足歩行を獲得したことで、手で道具を使えるようになりました。そのことで、大脳が発達し、言葉を話せるようになりました。

 

このように考えると、二足歩行を獲得したことは、人にとって重要なことが分かります。

 

しかし、こうした人間の特徴ともいえる二足歩行は、体の健康にとっては良いのでしょうか。

 

確かに、人が二足歩行を獲得することによって、手足や脳が発達した結果、文化や文明は発展しました。ただ実は、二足歩行というものは、人間の体にとって非常に負担がかかる重労働なのです。

 

二足歩行は、動物などが行う四足歩行と比べて、頭の位置が格段に高くなります。これにより、頭部の「位置エネルギー」が増加します。

 

位置エネルギーとは、物体がある位置にいるときに、その物体自身が持つエネルギーのことをいいます。位置エネルギーの値は、物体の「位置が高いほど」、または物体自体の「重さが重い」ほど大きくなります。

 

そのため、二足歩行での頭部の位置エネルギーは、四足歩行の状態に比べて大きくなります。そうなると、その分だけ頭部を支える背骨や足などにかかる負担が大きくなります。

 

また、頭部には脳があります。そして、脳が正常に活動するためには、血液が必要になります。脳が高い位置にあると、その分だけ脳に血流を届けるために心臓が強く働かなければいけなくなります。

 

つまり、二足歩行になると、背骨や足だけでなく心臓にかかる負担も大きくなるということです。

 

こうしたことから、二足歩行は体の健康にとって、あまり好ましいものではないといえます。

 

無理な歩行は関節に負担をかけて免疫機能を悪くする

二足歩行になると、頭の位置が高くなることで、重力の影響を大きく受けるようになります。そして、重力によるダメージを一番受ける部位は「関節」です。

 

過剰に歩きすぎたり、横になって重力の影響を取り除く時間をとらなかったりすると、関節に負担がかかります。とくに、幼児の場合、筋肉など、体を支える構造が未熟であるため、そのダメージは大きくなります。

 

そして、関節には「免疫器官」が存在します。そのため、関節に過剰な負担をかけることで、免疫機能も影響を受けます。

 

既に述べたように、体には、体内に異物が侵入すると、その異物を排除するような免疫機能が備わっています。そして、免疫機能が発揮されるときに、主に活躍するのが「白血球」と呼ばれる細胞です。

 

体内に異物が侵入したときは、白血球によって異物が認識・排除されます。つまり、白血球は、体の免疫機能にとって欠かせない細胞だといえます。

 

手足や背骨などに存在する関節は、こうした白血球を作る場所でもあるのです。
 
そのため、筋肉などの成長が未熟な時期に、無理やり歩かせて関節に過剰な負担をかけると、白血球が十分に作られなくなります。

 

このように、無理は歩行は免疫機能を低下させることになります。

 

無理に歩かせてはいけない

このような理由から、特に幼児を無理に歩かせてはいけません。既に述べたように、幼児の体は重力に適応できるまで発達していません。そのため、二足歩行を行うと、関節への負担が非常に大きくなります。

 

そして、無理に歩かせると、結果的に関節が担う免疫機能が低下します。免疫機能は、体の健康にとって欠かすことができないものです。

 

こうしたことから、1歳前から歩かせる練習をしたり、子供が「疲れた」と言っているのに無理やり歩かせたりすることは止めるべきだといえます。無理やり子どもを歩かせるような幼児期の育児は、将来の健康を害することになります。

 

今回述べたように、子どもの腸や関節、筋肉は、大人とはまったく別の構造をしています。

 

子どもを育てる際には、こうした体の違いを理解しておくことが大切です。特に、離乳食と歩行開始時期には十分注意するようにしましょう。

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