脂質ダイエットによる体質改善

体の構造と機能(役割):筋肉、関節、ホルモン

健康を維持するためには、体の構造や機能について理解しておくことが大切です。

 

体の各部分における構造や機能を知ることで、「なぜ不調が発生するのか?」「不調を解消するためにはどのようなことが必要か?」ということを理解できるようになります。

 

そこで今回は、体の中でも重要な「筋肉と関節、ホルモンの構造と機能」について解説します。

 

筋肉の分類と機能(役割)

人の体は、筋肉があることで動くことができます。これは当たり前のこと過ぎて、誰も意識しないことです。しかし、もし筋肉がなかったら、人間は生きることができません。なぜなら、心臓を動かすにも呼吸をするにも筋肉が必要だからです。

 

そこで以下に、筋肉について基本的な分類と役割について解説します。

 

筋肉の分類

筋肉は、組織の違いによって「横紋筋(おうもんきん)」と「平滑筋(へいかつきん)」の2つに分類されます。横紋筋はさらに、いわゆる一般的に筋肉として知られる「骨格筋」と、心臓にある「心筋」に分けられます。

 

また、筋肉は支配する神経の違いによって「随意筋(ずいいきん)」と「不随意筋」に分けられます。随意筋は、自分の意識で動かすことができる筋肉です。

 

例えば、健康体の人の場合、腕を上に挙げようと思えば、挙げることができると思います。これは、意識が随意筋に伝わることで達成されるものです。随意筋は骨格筋のことを指します。

 

一方、不随意筋は、自らの意思では動かすことができない筋肉を指します。心筋のほか、血管や腸管などの内臓の筋肉は、その代表例です。内臓を構成する筋肉は、先ほど述べた平滑筋になります。

 

横紋筋

骨格筋

心筋

随意筋

不随意筋

平滑筋

内臓筋

不随意筋

 

筋肉の機能(役割)

骨格筋の役割は、体を動かすことにあります。目的とする動作を行う際は、骨格筋の働きが必要不可欠です。例えば、立ち上がるという動作1つにしても、骨格筋が全くないと達成できません。そのため、筋肉の役割の1つとして、「目的動作の遂行」というものが挙げられます。

 

一方、心筋や内臓筋は不随意筋になります。不随意筋は「自律神経」によって支配されています。自律神経は、意識することなく、体のさまざまな機能を調整してくれる神経です。

 

心臓の動きを調整しているのは自律神経であり、寝ているときの呼吸運動を司っているのも自律神経です。つまり、自律神経は、生きるために必要な神経です。そのため、自律神経に支配されている心筋や内臓筋には、「生命維持」という役割があるということです。

 

以上のように、筋肉には、一般的に知られているような、「体を動かす」という役割だけでなく、「生命を維持する」という機能も担っています。このことを知っておくことで、さまざまな病気についての理解が深まるはずです。

 

関節の構造(分類)と機能(役割)

関節は、骨と骨をつなぎ、動作に関係します。人は、関節がないと体を動かす事ができません。これは、どこの部位でも同じであり、例えば、肩に関節がなかったら、腕を挙げることができなくなります。

 

つまり、関節の一番の役割は体を動かすことにあります。そのため、関節に求められる機能は、滑らかに動くことです。

 

そこで以下に、関節の構造と機能について解説します。

 

関節の分類(構造)

関節は、ある2つ以上の骨によって構成されます。また、その形状によってそれぞれに名称がついています。例えば、肩関節や股関節は「球関節」、ひざ関節は「蝶番(ちょうつがい)関節」というように、その形の特徴を表す名前になっています。

 

それぞれの関節の運動と主な例を、以下に示します。

 

 

運動

蝶番関節

曲げ伸ばし 

肘関節

車軸関節 

回旋    

首と頭の関節

楕円関節  

曲げ伸ばし、 内外転

手関節

球関節  

3面での動き 

肩関節

平面関節 

滑り 

手根関節

鞍関節 

2つの面上の動き 

鎖骨と胸骨の関節

顆状関節 

曲げ伸ばし、内外転、回旋  

ひざ関節

 

また、関節は、解剖学的な構造とその機能に基づき、「不動関節」、「半関節」、「可動関節」に分類されます。不動関節には、頭蓋骨の縫合、半関節には、椎間板の関節などが含まれます。一般的に認識されている関節のほとんどは、可動関節です。

 

以下に、関節を構成する要素を記載します。

 

可動関節に必ずある要素 滑液、関節軟骨、関節包、滑膜、関節包性靱帯、血管、感覚神経
可動関節にときにある要素 関節円板、半月板、関節唇、脂肪体、滑膜ひだ

 

関節の構造と機能の関係

関節に求められる役割は、大きく2つあります。それは「動きを作ること」と「力を伝えること」です。そして、その機能を発揮するための条件は、「関節の噛み合わせ(適合性)が合っていること」です。

 

そして、先ほど述べた関節の構造は、この機能を発揮するために存在しています。

 

例えば、関節包性靱帯や関節半月、関節円板、関節唇は、関節の適合性を保ちます。関節包靱帯は、骨と骨の位置関係を整えます。関節半月や関節円板は、骨と骨の間でその隙間を埋めること、関節唇は関節の受け皿を深くすることで、噛み合わせを良くします。

 

また、関節軟骨は、関節が滑らかに動けるように補助しています。関節軟骨の表面は、氷の上より滑りが良いといわれています。関節軟骨は滑膜から分泌される滑液によって栄養されます。滑液は、関節周囲にある血管から作られます。

 

さらに、関節に感覚神経が分布することで、関節の位置関係や適合性が知覚でき、さらにその調整が可能になります。

 

つまり、関節包性靱帯や感覚神経、関節軟骨は、関節の噛み合わせのために存在します。一方、関節軟骨や滑液、滑膜、血管は、関節の動きを滑らかにする役割があります。

 

このように、関節に限ったことではありませんが、体に存在する構造は、必ず何らかの役割を果たすためにあります。つまり、手術を行った場合は、必ず取り除いた構造の働きが低下するため、体の機能が完全に元通りになることはないということです。

 

このような事実を知った上で、手術などの治療方法の選択を慎重に行う必要があります。

 

ホルモンの種類と機能(役割)

私達が健康に生きていくためには「身体の機能のバランスを常に保つ」ことが重要です。高山など空気が薄い場所へ行ったり、感染症にかかって病気を発症したり刷るなど、人は外的・内的環境の変化が起きても、体温・血流量・血液成分などを正常な範囲に保つ仕組みがあります。

 

このように身体の機能のバランスを一定に保ち、健康を維持している状態を「ホメオスタシス(恒常性)」といいます。そのホメオスタシス(恒常性)を維持するための体内物質が「ホルモン」です。ここでは、ホルモンの役割について確認していきます。

 

体内で作られるホルモンの種類

ホルモンは、内分泌腺という組織で作られます。内分泌腺は身体のさまざまなところにあり、それぞれ違うホルモンが作られています。以下に、各部位ごとの働きを記載しています。

 

 ・脳下垂体
脳下垂体から成長ホルモンが分泌されます。成長ホルモンは、筋肉や骨の成長、細胞や皮膚の新陳代謝、脂肪の分解、傷ついた組織の修復などの作用があります。

 

 ・甲状腺
喉の前面、左右の鎖骨の中間あたり位置します。全身の細胞の働きを活発にし成長を助ける働きをします。

 

 ・副甲状腺
甲状腺の後ろ側に4つあり、分泌される副甲状腺刺激ホルモンは骨や腎臓に働きかけ血液中のカルシウムを調整します。

 

 ・膵臓
膵臓の中にあるランゲルハンス島の中にある細胞でホルモンを分泌します。腸での消化を助けるホルモンや、血液中の糖分量を上げるグルカゴン、糖分量を下げるインスリンなどが分泌され身体のバランスを調整する働きをします。

 

 ・生殖腺(女性)
生殖腺(卵巣)は子宮の両側に位置し、卵子を作り女性ホルモンなどを分泌します。

 

 ・生殖腺(男性)
生殖腺(精巣)は陰嚢の中にあり、精子を作り男性ホルモンを分泌します。男性ホルモンとはテストステロンのことです。テストステロンが分泌されることで、筋肉を増やす、体毛を増やす、声変わりを起こすといったように、男性的な特徴を形成していきます。

 

この他にも、腎臓には血圧を調整するホルモン、骨髄には赤血球を作るように刺激を与えるホルモン、脂肪組織では体脂肪を一定に保つためのホルモンなど、身体の各器官でホルモンが作られています。現在、確認されているホルモンは100種類ほどあるといわれています。

 

ホルモンは血液によって全身に運ばれ、ホルモンの作用を受ける標的臓器まで運ばれます。その後、細胞に結合して身体機能の抑制や調整を行います。

 

ホルモンは「鍵と鍵穴」の関係に例えられることがあります。ホルモンを鍵だと仮定すると、その鍵に合う鍵穴が存在します。この鍵穴を「受容体」といいタンパク質でできています。鍵が特定の鍵穴に合うように、ホルモンも特定の受容体と結びつくことで作用します。

 

ホルモンは微量で効果を発揮し身体の機能に大きな影響を与えます。必要なときに必要な量が作られることにより、身体のバランスを保っているのです。

 

ホルモンバランスの崩れによる病気

ホルモンは分泌される量によって、身体の不調の原因となることもあります。ホルモンは、不足しても過剰に分泌されても身体にとって良くありません。

 

ホルモンの作用を受けている場所によっても、さまざまな症状がでてきます。例えば気分が落ち込んだり、疲れやすくなったり、性機能が減退することがあります。

 

特に女性は、男性に比べてホルモンの影響を受けやすく、月経不順・子宮内膜症・更年期障害といった症状が出ることもあります。その他にも、イライラしやすい、頭痛、不眠といった不調につながることもあります。

 

ホルモンバランスを良い状態に保つには

一番重要なことは「規則正しい生活を送る」ことです。睡眠不足・不規則な生活はホルモンの分泌を乱します。また、ホルモンが分泌される場所(脳など)はストレスに左右されやすいのでなるべくストレスを溜めないことが大切です。さらに、食品添加物などに含まれる有害物質もホルモンを乱すので手作りの食事やバランスの良い食事を摂ることも大切です。

 

15分程度の運動も、ストレスを減らしホルモンバランスを整えます。一日の中でリラックスできる時間を取り、規則正しい生活習慣を心がけ健康維持をしていきましょう。これが結果として、身体を正常な状態で維持させることにつながります。

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