脂質ダイエットによる体質改善

食べても太らない人の体における2つの特徴

人の体重に関して、いくら食事制限や運動などを行っても痩せない人がいます。その一方で、よく食べるのに全く太らない人もいます。このような人は、ダイエットをしている人から見ると、羨ましく思えるかもしれません。

 

こうした対象的な体の反応は、何から生じるのでしょうか。また、食べても太らない場合、体は健康な状態にあるのでしょうか。

 

今回は、この食事に対する体の反応の違いについて解説します。

 

食事が体の脂肪になるまで

食べ物は、口から摂取した後、胃、小腸、大腸の順番に消化管を通過します。そして、残ったカスは最終的に肛門から便として排泄されます。

 

口や胃では、唾液や胃液に含まれる「消化酵素」と呼ばれる、食物の消化を促すものによって食べ物が分解されます。そして、胃でで吸収しやすい状態まで小さくなった後、小腸に達します。

 

小腸では、タンパク質や脂質、糖質がアミノ酸などの小さな物質まで分解された状態で血液中に吸収されます。

 

小腸で吸収された後は、ほとんどが肝臓につながる静脈に入り、肝臓に達します。そして、肝臓で脂肪やグリコーゲンとして蓄えられたりします。蓄えられずに余った栄養素は全身を循環する血流に入り、各組織に届けられます。

 

全身の組織に届いた栄養素は、そこで組織が活動するエネルギー源として利用されます。ここで使われなかった分が、脂肪として蓄えられます。

 

そのため、食べてすぐ太る人と食べても太らない人の違いは、この消化からエネルギーに変わるまでの過程に違いがあることが予測されます。

 

食べても太らない人の特徴

いくら食べても太らない人の体内では、どのようなことが起こっているのでしょうか。私見ですが、その理由は「栄養素の吸収が上手くできていない場合」と「食べた物がエネルギー源として効率よく利用されている場合」の2つにあると考えています。

 

栄養素の吸収に問題がある場合

いくら食べても、小腸から食べた物が吸収されないと太りません。このことは想像に難しくないと思います。簡単に言うと、食べたものが口から入り、そのまま便として排泄されるということです。

 

このようなケースは、体は正常な状態と言えるでしょうか。細胞は食べた物から栄養素を取り入れ、その栄養素を基にエネルギーを作ります。

 

そして、細胞はエネルギーを使って活動します。つまり、細胞は栄養素の吸収が上手くいかないと働くことができません。体は、細胞が集まることで構成されています。そのため、細胞の機能が障害されると、全身にどのような不調が生じてもおかしくありません。

 

実際の症状としては「脱力感」や「倦怠感」、「疲労感」などがよく起こります。このようなケースの人は、脂肪も少なく、かなり痩せている場合がほとんどです。

 

また、ただでさえ吸収が障害されているため、吸収の悪いものはあまり食べ過ぎない方が良いです。例えば、玄米や繊維質の多い野菜類などは、他の栄養素の吸収を妨げる可能性があるため、避けた方が良いです。

 

脂質がエネルギーとして利用されている場合

先ほども述べたように、人の体はエネルギーがあって初めて活動できます。そのエネルギー源になるものとしては主に脂質と糖質の2つがあります。

 

そして、一般的には糖質がエネルギー源として有名ですが、実は、脂質の方が人の体にとってはとても効率が良いのです。脂質はエネルギーに変わるスピードも速く体の貯蓄量も多いため、速く、長く使えるエネルギー源です。

 

一方で糖質は、貯蓄量が少ないため、長く続けて利用できないエネルギー源です。実際、脂質だけをエネルギー源とした場合、数ヵ月は活動ができるのに対し、糖質だけでは1日も動くことができないと言われています。

 

また、糖質をエネルギー源とすると「乳酸」と呼ばれる老廃物ができるため、疲労の原因となったり、筋肉の収縮を妨げたりする可能性があります。

 

そして、脂質がエネルギー源として利用されている人は、常に食べた物(脂質)をエネルギー源に変換しているため、体に蓄積されません。また、体に付いている脂肪もエネルギー源として利用するため、脂肪が燃焼されます。

 

ただ、脂質がエネルギー源として使われるのは血糖値が上昇していない場合です。

 

食事で糖質を摂取すると、ただちに血糖値が上昇します。血糖値が高い状態は体にとって危険な状態です。そのため、体は血液中の糖を優先的にエネルギー源として利用します。これは、通常の食事では食後4~5時間後まで続きます。

 

つまり、食事で糖質を摂取しないか、もしくは食後4~5時間経過している場合に脂質がエネルギー源として使われるということです。

 

このように、脂質がエネルギー源として使われると、いくら食べても太らないという状態になります。しかし、先ほども述べたように、食事で糖質を取らずに血糖値が高くない値を維持しているときのみです。

 

しかも、脂質をエネルギー源として使っている場合は、エネルギー産生効率が良いため、活動的で疲れにくい体になります。

 

今回述べたように、食べても太らない人には、栄養の吸収に問題がある場合と、エネルギー効率が良いケースの2つの理由が考えられます。後者は好ましい状態ですが、前者は健康な状態とはいえません。

 

もしいくら食べても太らないという人は、自分がどちらのタイプかを見極めることで、適切な対処をすることが大切です。

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