脂質ダイエットによる体質改善

セルライトを解消するリンパマッサージの実践方法

セルライトの原因は、主に食事や生活習慣の乱れです。食事や生活習慣が崩れた結果、脂肪細胞が肥大して皮膚が押し出されることでセルライトができます。つまり、セルライトは局所的な肥満状態だといえます。

 

そのため、食事や生活習慣を見直して肥満を改善できれば、セルライトが消えるのです。

 

ただ、どれだけ痩せて体重が減ってもセルライトだけ残ってしまう人は少なくありません。つまり、全身的な肥満が解消したにも関わらず、局所的な肥満が残存してしまうのです。

 

そうした場合、セルライトができている局所でリンパの流れが悪くなっている可能性があります。セルライトがある部位のリンパが詰まっているために、脂肪細胞の代謝が低下してしまい、局所的な脂肪細胞の肥大化が残っているのです。

 

このようなケースには、リンパマッサージを行うことが有効になります。リンパマッサージを実施してリンパの流れ(代謝)を良くすることで、肥大化した脂肪細胞が燃焼されるのです。

 

そこで今回は「セルライトを解消するリンパマッサージの実践方法」について解説します。

 

セルライトにリンパマッサージが有効なケース

セルライトを消すために、リンパマッサージは有効です。ただ一言でセルライトといっても、リンパマッサージが効く人とそうでないケースがあります。そのため、まずは「あなた自身がリンパマッサージの適応か?」ということを把握する必要があります。

 

以下にリンパマッサージが有効となる可能性が高いケースについて記します。

 

セルライトの期間が長い

セルライトが出現してから時間が経っている人は、リンパマッサージが有効である場合が多いです。セルライトの期間が長いほど、局所的な循環不全が原因でセルライトが治りにくくなってしまうためです。

 

セルライトは、局所的な脂肪細胞の肥大化が原因で起こります。セルライトが存在する部位の循環が悪くなっていると、セルライトを作っている脂肪細胞が燃焼(代謝)されにくくなるのです。その結果、どれだけ体重が減っても、ある部位にだけセルライトが残ってしまいます。

 

そして、こうした循環不全はセルライトの期間が長いほど改善しにくくなる傾向にあります。脂肪細胞が循環の悪い状態に慣れてしまい、なかなか代謝が良くならないのです。

 

そうした際に、セルライトを作っている脂肪細胞周囲のリンパにマッサージを実施すれば循環が改善しやすくなります。血液の流れが良くなれば、脂肪細胞の代謝が良くなるため、局所的な肥満が解消されてセルライトが消えやすくなるのです。

 

このように、セルライトの期間が長い人は、リンパマッサージが有効であるケースが多い傾向にあります。

 

食事制限や生活習慣の改善を行ってもセルライトが消えない

セルライトは局所的な肥満であるため、肥満の原因である食事制限や生活習慣の改善が最も重要です。ただ、既に述べたように、長い間肥大化した状態が続いている脂肪細胞は、循環不全の状態が改善しにくい傾向にあります。

 

つまり、こうしたケースでは食事制限や生活習慣の改善だけではセルライトが消えないのです。

 

そのため、セルライトを消すためにまず実施すべきことは食事制限や生活習慣の改善ですが、それだけでは解消しないケースも少なくありません。

 

そして、食事制限や生活習慣の改善を行ってもセルライトが消えない人には、局所的な強い循環不全が起こっているケースが多いのです。こうしたケースは、リンパマッサージによって血液のめぐりを良くすることでセルライトが消える可能性が高い傾向にあります。

 

このように、食事制限や生活習慣の改善を行ってもセルライトが消えない人はリンパマッサージの適応です。

 

<関連記事>
食事制限・生活習慣の見直しでセルライトを消す方法

 

筋膜のマッサージ・骨盤矯正をしてもセルライトが消えない

また、局所的な循環不全を引き起こす原因のひとつに「筋膜の硬化」があります。筋膜とは、筋肉を覆っている膜です。

 

セルライトを作っている脂肪細胞は、皮下組織(皮膚の深部)に存在しています。また皮下組織には、脂肪細胞だけでなく血管や筋膜なども一緒に位置しているのです。

 

そして、皮下組織に存在する筋膜は、脂肪細胞や血管などとつながっています。そのため、筋膜が硬くなってしまうと、脂肪細胞や血管の働きが阻害されて、血液の循環が悪くなってしまうのです。つまり、筋膜の硬化は脂肪細胞の代謝を低下させることにつながります

 

そうした場合には、筋膜をマッサージすることで脂肪細胞の代謝を改善することが有効です。

 

さらに、筋膜の硬化は「骨盤の歪み」から生じている場合もあります。骨盤の歪みによって、筋肉に過剰な負担がかかり、筋膜が硬くなってしまうのです。

 

ただ、骨盤矯正や筋膜マッサージによって筋膜が柔らかくなっても、リンパの流れが良くならないケースも存在します。そのような人たちは、食事制限や生活習慣の見直し、筋膜のマッサージを行ってもセルライトが解消しないのです。

 

このように、筋膜リリースや骨盤矯正を行ってもセルライトが解消しない人には、リンパマッサージを行うことが有効になります。

 

<関連記事>
セルライトとは何か?セルライトの原因と解消法について解説
骨盤矯正でセルライトを解消する具体的な方法

 

リンパとは

セルライトを解消するために、リンパマッサージは有効です。それでは、リンパとはどのような組織なのでしょうか? リンパマッサージを効果的に行うためには、リンパをイメージできることが大切です。

 

リンパは老廃物の排泄経路

リンパとは、簡単にいうと「全身の細胞で生じた不要物質を排泄する経路」になります。

 

全身の循環を担っているシステムには「血液循環系」と「リンパ循環系」の2つが存在します。血液循環系とは、動脈や静脈によって血液を全身に巡らせるシステムです。

 

基本的に血液の流れは「肺 → 心臓 → 動脈 → 毛細血管 → 各細胞 → 毛細血管 → 静脈 → 心臓 → 肺 → 心臓」となっています。

 

具体的には、肺で酸素を取り込んだ血液が心臓から全身の細胞に送り出されます。そして、血液によって届られた酸素を使って細胞は代謝する(活動するためのエネルギーを作り出す)のです。

 

その後、細胞に必要な酸素を送り届けた血液は、逆に細胞の代謝によって生じた二酸化炭素などの老廃物を毛細血管から取り込み、再び心臓・肺に戻ります。つまり、血液循環は「細胞に必要な物質(酸素など)を届けて、不要な物質を排泄するシステム」だといえます。

 

ただ、細胞に不要となった老廃物は血液循環系だけでは処理しきれない場合があります。そうした際に、毛細血管から老廃物を取り込んで排泄するもう一つの経路としてリンパ循環系が存在するのです。

 

リンパ循環系のイメージは以下のようになります。

引用:リンパ浮腫の治療とケア:佐藤佳代子 医学書院

 

このように、リンパとは細胞の代謝によって生じた老廃物を排泄する経路になります。

 

そのため、リンパの流れが悪くなると、細胞の代謝が悪くなって脂肪が燃焼しにくくなるのです。

 

リンパマッサージのポイント

リンパマッサージを実施して局所的な脂肪細胞の代謝を改善できれば、セルライトを解消することにつながります。ただ、リンパマッサージを効果的に行うためには、いくつかのポイントを押さえておくことが大切です。

 

全体は中心部から末梢部へ行う

リンパマッサージを行うときには、リンパの流れを意識することが大切です。リンパの流れに沿ってマッサージをした方が、効果的にリンパの循環を良くすることができます。

 

既に述べたように、リンパは全身の細胞で生じた老廃物を心臓に戻す役割をもっています。つまり「全身の細胞から心臓に向かって流れている」ということです。

 

そして、リンパマッサージをするときには、目的部位の中心部(心臓に近い部位)から行う必要があります。リンパが流れる先である中心部が詰まっていると、いくら末端のリンパの循環を良くしても、心臓まで行き着かないためです

 

例えば、足首のリンパマッサージを実施するとします。そうした際に、股関節部のリンパの流れが悪いと、どれだけ足首部のリンパの循環が良くなっても、股関節部で滞ってしまいます。その結果、リンパ液が心臓まで流れずに再度足首に戻ってしまうのです。

 

そうしたことを避けるためにも、リンパマッサージを行う際には、まずは目的とする部位よりも中心部のリンパ循環を改善しておく必要があります。

 

イメージとしては、以下のような流れで行います。

 

引用:リンパ浮腫の治療とケア:佐藤佳代子 医学書院

 

局所的には末梢部から中心部へ行う

リンパマッサージを行う際には、全体としては中心部からマッサージを実施します。ただ、局所的には末梢部から中心部に向けて行う必要があるのです。それは、リンパが末梢から中心に流れているためです。

 

少し混乱するかもしれませんが、リンパマッサージを行う際には、まずは中心部のリンパの流れを改善することが重要ですが、局所的には末梢部から中心部にかけてマッサージをします

 

例えば、足首のリンパマッサージをする場合、まずは股関節やひざ関節部といった中心部のリンパマッサージを行います。ただ、最終的に足首部のマッサージを行う際には、足先(末端)からひざ(中心)にかけてリンパを流すようなイメージで実施するのです。

 

イメージは以下のようになります。

 

引用:リンパ浮腫の治療とケア:佐藤佳代子 医学書院

 

このように、リンパマッサージは局所的には末梢部から中心部に行うことが大切です。

 

弱い刺激で実施する

リンパマッサージを行うときには、非常に弱い刺激で行うことが重要になります。強い刺激は、逆にリンパの流れを悪くしてしまう可能性があるためです。

 

リンパは皮膚とつながっており、皮膚が動かされると連動して動きます。そのため、リンパマッサージは皮膚を刺激する程度の強さで十分なのです。具体的には、少し皮膚に手が引っかかって皮膚が滑るくらいの刺激になります。

 

むしろ、皮膚の表面を擦るような刺激でも十分にリンパの流れを促すことは可能です。

 

このように、リンパマッサージをする際には、あなたが想像している以上に弱い力で実施することが大切です。

 

各部位ごとのリンパマッサージ

最後に、セルライトが問題となりやすい部位別に、リンパマッサージの方法を解説します。

 

二の腕

二の腕のセルライトに対するリンパマッサージは、以下の手順で実施します。

 

1.腋部にあるリンパを軽くマッサージする(このときは擦るのではなく、軽く揉むような刺激を加える)
2.肘から腋にかけて皮膚を擦るようにリンパマッサージを行う
3.裏面も同じようにリンパマッサージを行う

 

引用:リンパ浮腫の治療とケア:佐藤佳代子 医学書院

 

リンパマッサージを実施する回数に決まりはありませんが、少なくとも1部位で1分程度は実施するようにしましょう。

 

お腹

お腹のセルライトに対するリンパマッサージは、以下の手順で実施します。

 

1.右鼠径部(股関節)辺りから肋骨方向に向かってマッサージします(擦る程度の刺激)
2.肋骨からへそにかけてマッサージします
3.へそから左の肋骨に向けてマッサージします
4.肋骨から鼠径部に向けてマッサージします

 

引用:リンパ浮腫の治療とケア:佐藤佳代子 医学書院

 

足(お尻、太もも、ふくらはぎ)

お尻や太もも、ふくらはぎのセルライトに対するリンパマッサージは、以下の手順で実施します。

 

1.鼡径部にあるリンパを軽くマッサージする(このときは擦るのではなく、軽く揉むような刺激を加える)
2.ひざから鼠径部にかけて皮膚を擦るようにリンパマッサージを行う
3.殿部(お尻)も同じように鼠径部に向けてリンパマッサージを行う
4.1と同じように、ひざ裏にあるリンパを軽くマッサージする
5.足首からひざに向かって、すね部分をマッサージする
6.足首からひざ裏に向かって、ふくらはぎ部をマッサージする

 

引用:リンパ浮腫の治療とケア:佐藤佳代子 医学書院

 

今回述べたように、食事制限や生活習慣の改善、骨盤矯正、筋膜マッサージを行ってもセルライトが消えない人はリンパマッサージが有効です。ぜひリンパマッサージを実践して、セルライトを解消するようにしましょう。

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