脂質ダイエットによる体質改善

便から体の状態(体調)を予測・把握して障害を予防する方法

人の体に障害が発生するにはプロセスが存在しており、これらを理解することは健康な日々を送るために不可欠です。具体的には、人の体は障害が発生する前に体の変化が生じます。この変化を理解することで、障害が発生する兆候を知ることができます。

 

例えば、四肢の関節痛における障害発生プロセスは、以下のようになります。

 

自律神経の不調(睡眠や内臓の症状) → 背骨の柔軟性低下 → 四肢における筋肉の緊張 → 関節痛

 

このように、関節痛が発生するまでには、背骨や自律神経といった、四肢以外の部位が不調になります。そして、段階を経過して四肢の痛みが発生します。そのため、障害が起こる前に出現する体の変化に気づき対処することは、障害予防を行うために必要です

 

そして、上記のプロセスを見るとわかるように、眠気や内臓の症状というのは、より障害発生プロセスの初期段階と言えます。つまり、このようなサインに早く気いて解消することで、最も確実に障害を予防することができると考えられます。

 

そのようなサインの1つとして、便の状態があります。便は腸という内臓の調子によって、色や形、ニオイなどが変化します。そのため、内臓の変化を確かめやすいです。

 

そこで今回は、便から体の調子を予測する方法について解説します。

 

 便の状態を作る「腸内フローラ」
便は食べた物が消化、吸収された後に残ったものです。そのような便は、腸内に生息する細菌によって作られます。

 

腸内細菌には3種類あります。腸内に対して有益に働く「善玉菌」、逆に悪影響を及ぼす「悪玉菌」、善玉菌と悪玉菌の内、腸内で多く存在している方に味方をする「日和見菌」の3つです。これらがそれぞれに集団を作っている様子は花畑のように見えます。そのため、腸内細菌の塊を「腸内フローラ」といいます。

 

便の状態は腸内フローラによって決まります。そして、腸内フローラは、生活習慣やストレス、年齢などによって変化します。つまり、便は自律神経の影響を受けると言えます。

 

健康な人であれば、善玉菌:悪玉菌:日和見菌の比率は2:1:7の状態であるとされています。腸内フローラの大半を占める日和見菌は、善玉菌と悪玉菌のうち、多く存在している方の味方をします。そのため、通常では、日和見細菌は善玉菌の働きを助けるようになるため、腸内環境は善玉菌優位になります。

 

しかし、睡眠不足や食生活の不摂生などで自律神経に不調が生じると、腸内での悪玉菌の数が増えます。

 

日和見菌と違い、善玉菌と悪玉菌の割合は、わずかしか変わりません。そのため、ちょっとした体の変化で、すぐに善玉菌より悪玉菌の数が多くなります。もし、悪玉菌の数が多くなると日和見細菌が悪玉菌に味方をするようになるため、一気に腸内環境が悪玉菌優位になってしまいます。

 

 適切な便の形状と排便ペースを知る
腸内環境の状態によって、腸内の酸性とアルカリ性のバランスが変わり、便の色が変化します。

 

善玉菌が多い状態では、腸内は酸性に傾きます。酸性環境下では、便の色は黄色っぽくなります。一方、悪玉菌が優勢の場合、腸内はアルカリ性を示します。アルカリ性が強いと、便の色は黒っぽい色を示します。

 

つまり、便の色が黄色っぽい色をしているほど、腸内環境が整っていると考えることができます。

 

また、便の量は、一般的には1日に150~200グラム程度と言われています。そして、バナナ状の形で出てくるのが正常です。あまりに軟くて、「下痢」の状態や、逆に硬くて「ウサギの糞」のようにコロコロしている便は、腸内環境が崩れていることを表しています。

 

そして、排便のペースは、基本的に毎日出すことがベストだと言われています。しかし、人によって違いがありますので、あまり気にしなくても大丈夫です。しかし、3日以上、便が出ないのは問題です。

 

さらに、毎日排便があっても残便感があるのは便秘と考えてください。逆に2日に1回程度でも、残便感がなく、すっきりしている状態は、便秘ではないと言えます。つまり、毎日便を行うことよりも、残便感などの違和感に注意することが大切です。

 

以上のことから、健康な便の状態、排便活動をまとめます。

 

 ・バナナ状の形をしている
 ・色が黄色っぽい
 ・毎日排便がある
 ・残便感がない

 

このような便の状態や排便活動である人は、腸内環境は整っていると考えても良いと思います。逆に、「便の色が黒っぽい」「バナナ状ではなく、ドロッとしており便器に付着する」「残便感がある」という人は、腸内環境に問題がある可能性があります。

 

今回述べたように、便の状態や排便活動によって、腸内環境を知ることができます。そして、腸内環境は、自律神経の活動に左右されます。そのため、腸内環境の悪化が予測される人は、睡眠や食事などの生活習慣を見直すことで、自律神経を整えるようにしましょう。

 

便の状態は毎日変化します。毎日の便をチェックすることで、いち早く体の不調に気づくようにしましょう。そうすることで、より早期に障害の予防を行うことができます。

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