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障害予防に必要な睡眠の基礎知識:レム睡眠・ノンレム睡眠

体が健康であるためには、自律神経のバランスが整っていることが必要不可欠です。自律神経は、心臓や内臓など、体の生命維持に関するものの働きを調整しています。

 

そのため、自律神経に問題が生じると、関節の痛みや、不眠、倦怠感、集中力の低下など、さまざまな体の不調が引き起こされます。そして、このような兆候を無視していると、脳卒中や心筋梗塞など、命に関わる病気につながります。

 

そして、自律神経のバランスを崩すきっかけは、生活習慣にあります。特に睡眠と食事、運動は、自律神経を整える基本になります。

 

つまり、体の健康を維持するためには、正しい睡眠法と食事法、運動法を知り、実践することが大切だと言えます。また、正しい方法を知るためには、睡眠や食事、運動に関して、基本的なメカニズムを理解しておく必要があります。

 

そこで今回は、睡眠の基本となる「レム睡眠」と「ノンレム睡眠」について解説します。

 

 レム睡眠とは
睡眠中は、レム睡眠とノンレム睡眠という2つの状態が繰り返し起こります。眠り始めは、ノンレム睡眠から始まり、60~90分経過すると、レム睡眠になります。レム睡眠は、長く続かず、すぐにノンレム睡眠へ戻ります。

 

健康な人は、この約90分のサイクルを、4~5回繰り返した後、自然と目が覚めます。

 

レム睡眠の「レム」とは、Rapid eye movementの頭文字(REM)を取ったものです。その字の通り、睡眠中で目をつぶっているにも関わらず、眼球が素早い運動を起こしている状態を指します。

 

レム睡眠は、睡眠中にも関わらず、脳の活動が強い状態です。しかし、感覚や運動などの情報は、脳と筋肉などの末梢器官の中継点である「視床(ししょう)」で遮断されています。

 

そのため、脳は活動しているけれども、体は休んでいる状態だと言えます。体の感覚はなく、筋肉も弛緩しています。しかし、目は、視床を介さずに、脳から神経支配を受けているため、レム睡眠の時でも、活発に動くことができます。

 

睡眠中には、脳が活動することで記憶の整理が行われていると言われています。

 

つまり、レム睡眠には、筋肉などの体を休めることと、記憶を定着させるという2つの役割があると考えられます。

 

 レム睡眠と金縛りの関係
また、レム睡眠の状態は、「金縛り」という現象を説明するメカニズムになります。

 

金縛りは、幻覚が見えており、体を動かそうとするが、意識的に動かせないような状態のことを言います。レム睡眠中は、脳の活動が活発であるため、夢を見ています。金縛り中には、その夢が幻覚となって現れているとされています。

 

さらに、先ほど述べたように、レム睡眠中は、体の筋肉は弛緩しています。そのため、脳から直接支配されている目だけが動くことがでるため、周りの状況は把握できるけれども体は動かないといった金縛りのような状態になってしまいます。

 

 ノンレム睡眠
一方、ノンレム睡眠は、脳の活動が落ち着いており、脳を休めている状態です。

 

脳は、起きている間、目や鼻、肌といった体の感覚を受け取る組織から、常に情報を受け取っています。そして、その情報を処理し、感情を生み出したり、運動の指令を作り出したりしています。

 

そのため、眠ることの1つの目的として、脳の休憩があります。レム睡眠中は、脳が活動していますが、ノンレム睡眠中は、脳は休んでいます。

 

ノンレム睡眠中に脳が休むことによって、脳細胞のメンテテナンスが行われます。

 

また、ノンレム睡眠中は、「成長ホルモン」や「プロラクチン」「メラトニン」などの、体にとって重要なホルモンが分泌されます。成長ホルモンは、筋肉など、体を構成するタンパク質の修復を促してくれるホルモンです。また、メラトニンには、免疫機能を高める作用があります。

 

つまり、ノンレム睡眠中には、脳だけでなく体もメンテナンスされるということです。そのため、ノンレム睡眠は、体の健康にとって欠かすことができないものだと言えます。

 

 ノンレム睡眠と記憶の関係
また、先ほどレム睡眠が記憶の定着に関係していると述べましたが、ノンレム睡眠も記憶に深く関わっていることがわかっています。

 

例えば、ある実験では、学習中に特定の香りを嗅いでもらいながら行い、ノンレム睡眠中に同じニオイを嗅がせると、学習効果が強化されるという結果が得られたとされています。

 

このように、睡眠が記憶に関係していることは、明確になっていますが、具体的にノンレム睡眠と、レム睡眠が、どのような種類の記憶に関係しているかは、はっきり分かっていないようです。

 

以下に、レム睡眠とノンレム睡眠の違いを記載します。

レム睡眠

・身体の休憩

・記憶の定着

ノンレム睡眠

・脳の休憩

・脳と体の修復、成長

・記憶の定着

今回述べたように、睡眠にはレム睡眠とノンレム睡眠の2つの状態があります。この2つは、役割は異なりますが、どちらも体の健康にとっては欠かせないものです。特に、ノンレム睡眠は、体の治癒に関係するため、慢性的な痛みや肌荒れといった、多くの人が悩まされる症状に影響します。

 

そして、健康になるための睡眠法を理解するためにも、この2つの睡眠状態は知っておいてください。

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