脂質ダイエットによる体質改善

糖尿病(DM)患者に有効なDMを予防する食事:糖質制限

糖尿病の治療における一番の目的は、血糖値のコントロールです。そのためには、血糖値の変動に最も関係している食事を変えなければなりません。また、血糖値を上昇させる、唯一の栄養素は、糖質です。

 

サプリメントに代表されるように、ほとんどの人は、体の健康のために何かを追加しようとします。しかし、この考え方は誤っています。

 

あなたが食べている食品には、たくさんの糖質(炭水化物)が含まれています。現代社会では糖質だけではありません。食べ物の中には、食品添加物や残留農薬など、体にとっては異物であるものがたくさん含まれています。

 

そのため、体の健康のためには、まずは不必要なものを制限、除去することが大切です。その1つが糖質になります。なぜなら、体に必要な分の糖質は、その他の物質を使って体内で作ることができるからです。

 

そこで今回は、糖質制限のために、実際に制限・除去するべき食品について述べます。

 

 血糖値を測定すること
糖質を制限することの一番の目的は、血糖値を上昇させないことです。そのため、まずは、「どの食品をどれくらい摂ると、血糖値がどれくらい上がるか」を知る必要があります。そもそも、血糖値を上げやすい食品は決まっています。しかし、それがどれくらい影響するかは、人によって異なります

 

例えば、ある人にとっては、ご飯一杯で問題となる場合があります。しかし、他のある人では、ご飯二杯食べてもそこまで血糖値が上がらないということもあるのです。

 

これには、さまざまな要因が関係します。しかし、それを1つ1つ確認することは困難です。そのため、実際に血糖値を測定して、確認する方が確実です。薬の効果も同様に人それぞれですので、薬剤の効果判定を行う必要があります。

 

ただ実際には、ほとんどの人は、糖質の摂取によって血糖値が上昇します。そのため、血糖コントロールに糖質制限は必須になります。

 

まずは、糖質制限の基本ルールを以下に載せます。

 

 ・単純糖を含むすべての食品を避ける
ほとんどのパン、その他のでんぷん性の食品はすべて、急速にブドウ糖に変換されます。そして、血液中に入るため、深刻な食後血糖値の上昇を招きます。

 

 ・総炭水化物摂取量を、インスリン、もしくはあなたの体が処理できる分だけの量にする
「インスリン」とは、血糖値を下げる働きがあるホルモンのことです。そして、分泌が過剰になると、枯渇し、放出されなくなります。インスリン以外に血糖値を低下させるホルモンはないため、インスリンが無くなると、血糖値は上がり続けます。

 

このように炭水化物摂取量を制限しておくと、食後血糖値の上昇を避けることができます。その結果として、インスリンの過剰分泌、それに伴う膵臓(すいぞう)の疲弊を防ぐことができます。

 

 ・お腹一杯と感じたときではなく、空腹を感じなくなったときに食べるのをやめる
お腹一杯と感じるまで食べると、インスリンの分泌が促されます。これは、食べた物に糖質が含まれていなくても同様です。そのため、腹8分目で抑えておくことが大切です。

 

このような、糖質制限のルールは、糖尿病の予防と改善のために必須です。また、それだけではなく、ダイエットを行う上でも有効なものになります。

 

 取り除くべき食品
先ほどのルールで述べたように、単純糖を含む食品は避けるべきです。単純糖は、急速に血糖値を上昇させるか、血糖値のコントロールを妨げます。そのため、単純糖を含む避けるべきものを紹介します。

 

 ・粉末人工甘味料
人工甘味料の大部分は、血糖値に影響を与えないとされています。しかし、粉末で売られているものは別です。粉末の中に、分量を増やすために、糖が含まれているものがあります。それらは、血糖値を速やかに上昇させます。有名なものは「ステビア」という甘味料です。

 

そのため、人工甘味料を使用する場合は、錠剤のものがお勧めです。具体的には、「サッカリン」、「アステルパーム」などです。

 

もちろん、人工甘味料自体の健康への害もあると思います。しかし、血糖値のことだけを考えると、錠剤のものは安全と考えて良さそうです。

 

 ・ダイエット食品、無糖食品
無糖と書かれているダイエット食品には、いわゆる「砂糖」は含まれていません。しかし、その他の糖が入っていても、無糖と表示することができます。そして、それらの糖は、あなたの血糖値を間違いなく上昇させます。

 

そのような糖の例を挙げます。

 

コーンシロップ、デキストリン、果糖、糖蜜、はちみつ、乳糖、麦芽糖、ソルビトール、キシリトール

 

このような成分が含まれる、ダイエット食品、無糖食品は避けるべきです。

 

 ・はちみつ
はちみつと果糖は、「自然糖」だから良いという考えがあります。しかし、はちみつは、間違いなく血糖値を上昇させます。「血糖値を上げる」という問題には、自然のものも人工のものも関係ありません。

 

 ・デザート、パン、クラッカー
これらは、添加してある糖だけでなく、多く含まれる小麦粉が血糖値を急速に上昇させます。基本的には、穀物類のほとんどは、食後に血糖値を上げます。

 

 ・玄米、パスタ
玄米やパスタは、血糖値の上昇が遅いと言われています。しかし、その認識は誤っています。パスタも玄米も、他のものと同じように血糖値を上げます。

 

 ・スナック食品
ほとんどのスナック食品は、炭水化物(糖質)でできています。ビスケットやポテトチップス、クラッカー、ポップコーンなど全てです。さらにそれらのスナック食品には、砂糖やブドウ糖、コーンシロップなどの糖質が添加してあります。そのため、スナック食品は、絶対に避けるべき食品になります。

 

 ・牛乳とカッテージチーズ
牛乳は、単純糖である乳糖がかなりの量入っているため、血糖値を上昇させます。また、カッテージチーズは、その他の大部分のチーズ(固いチーズやクリームチーズ)と違い、部分的に発酵されているため、乳糖を多く含み、血糖値を上げます。

 

また、カッテージチーズとは、熟成されていない軟らかいチーズのことを言います。

 

 ・野菜
野菜にも多くの糖質が含まれており、避けるべきものがあります。その例を、以下に挙げます。

 

ニンジン、トウモロコシ、ジャガイモ、トマト

 

今回述べたように、糖尿病には、血糖値のコントロールが必要不可欠です。そして、血糖値には栄養素の中でも糖質が最も影響します。そのため、単純糖を含む食品は避けるべきです。

 

今回挙げたものを、いきなり全て取り除くことは難しいかもしれません。まずは、血糖値を上げる食品というものを認識して、少しずつ意識を変えていくことが大切です。あなたが想像もしていなかった食ベ物が、血糖値を上昇させることを理解したはずです。

 

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